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卒業

20080407重松清の「卒業」を読んだ。100ページ前後の短編4話。親や友人の死をどう受け止め、乗り越えていくかというテーマ。このタイトルの「卒業」とは、”身近な人の死をようやく受け入れることができた時”と言い換えてもいいと思う。

著者があとがきでこう述べている。思い出を持たない「卒業」は寂しい。それには物語の中に、長い年月を生きてきたという厚みを練りこむ必要がある。許す・許されるという構図を持たせる。始まりを感じさせる終わりを描く。最初から著者が意図した目論見もあるし、4編が1冊になってから気付いた構図もあったという。そういう視点で読み返すともっといいかも知れない。

個人的には最後の「追伸」が一番泣けた。この本はAmazonのレヴューでも多くの読者の好評を得ているようだ。読後、親子・家族を見つめなおし、温かな気持ちにさせてくれる物語を、これだけたくさんの短編に描くことのできる作家はそうそういない。
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