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夜のピクニック

20080328男性作家だと勘違いして読み始めたのがきっかけで、今まで何冊か読んだ恩田陸さんの代表作とも言える「夜ピク」。古本屋で買った単行本。本棚の奥に直し込んでいたのを発見して2日で読んだ。

ある高校では、毎年秋になると、歩行祭という行事が行われていた。修学旅行の代わりに、実際に著者の母校で行われていたそうだ。全校生徒が1晩はさんで80kmの距離を歩破する物語。単調になりがちな題材なのに、よくもその場面場面で参加者の辛さを表現している。

恩田さんの小説に登場する人物は、少女漫画のように美男美女が多く、高校生活みんながそんなわけではないだろうと不条理に思えるところも多々あるが、3年生にとって高校生活最後の行事である歩行祭を通して、各人の心理描写が細かくなされている。

その中でも物語の主軸になるのが、同級生であり異母兄弟である融と貴子。わだかまりのあった2人の関係が、この歩行祭と友人達を通して、打ち解け合えるものになった。歩行祭も終盤、前方ではしゃぐ友人達の背中を見ながら、少し遅れて歩く2人の心が温かさに包まれている場面がよかった。

私自信平凡な高校生活だったけど、もう一度高校の頃に戻れたらなぁと、懐かしい気分になった。卒業して何年、何十年経ってから読んでこその本ではないだろうか。
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