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そのときは彼によろしく

20070604G1連戦の疲れと、敗戦の影響で、安田記念の予想はついに非科学的なものになってしまったが、オレハマッテルゼはビリだった。マイルのスペシャリスト達を送り込んできた香港勢は、去年と違い掲示板も確保できなかった。ダイワメジャーは、さすがカメハメハとハーツ世代の生き残りを代表する横綱競馬だった。

市川拓司著「そのときは彼によろしく」を読んだ。既に映画は始まっているが、映画館に見に行くのは何だか照れくさい。500ページモノだが文体はライトですらすらと読めた。

(以下ネタバレを含む)10年もの長い眠りの夢の世界に入り込んだり、復活したり、非現実的なファンタジーの形をとっているものの、これは友情、男女の恋愛、親子間の愛情を描いた小説だ。愛する人を思う気持ちが強ければ、時空を越えて”物理学の教科書にも載ってない”強い引力で結ばれるといっている。”そのときは彼によろしく”とは主人公智史の父が、智史の中学以来の友人でもあり恋人でもある花梨の姉鈴音に、自分の死と鈴音の覚醒が入れ替わる時にお願いした言葉で、息子の智史に会うことがあったら、父は息子のことをとても愛していたよと伝えて欲しいと言ったもの。智史と花梨の奇跡的な再会で恋愛に発展する物語ではなく、2人をとりまく登場人物間全ての無償の愛を描いたもの・・と言ったら言い過ぎだろうか。

登場人物はみな個性的なキャラで、自分というものをしっかり持っている。ゴミを描く専門の画家になった中学時代からの友人祐司。以前は世界中を飛び回って仕事をしていたというアクアプランツの従業員夏目くん。結婚紹介システムで出会い、まじめな交際をしていたが、花梨の働く智史の店に乗り込もうと一大勝負に出た伝統的な日本女性を思わせる美咲さん。80歳になっても同期のライバルと400m走を競う精力的な父・・・などなど。ほのぼのさせられ、温かみを感じることができる。

誰に対しても優しい気持ちになれそうな読後感。いいです。長澤まさみ演じる花梨、見てみたい。
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