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ドゥブロブニク

dublo昨日NHKの世界遺産の旅の番組で、クロアチアのドゥブロブニクをやっていた。イタリアを対岸に望むアドリア海に面した地域で、500m四方の小さな街。

土地はとても痩せてるので、石造りの街の中にはあまり緑が見られない。映像では厚い雲に覆われた街と、荒々しいアドリア海が映っていて、寒々しい印象を受けた。

14世紀東西貿易の要衝として栄えた街である。ヨーロッパで最初期に作られた薬局や孤児院などの福祉施設があり、上下水道などの公共施設も充実している。貿易で利益をあげた商人たちが、みんなが暮らしやすい街にするために、お金を惜しまずに使った。

住民がもっとも大切にしたのが「自由」。民主主義の成立するはるか以前、すでにこの街では金よりも自由が大切であると掲げていた。長期に渡る政府が腐敗を招くとされたため、政府の任期は1ヵ月とし、何と無給だった。

今でも住民は、街の外から移り住む人に対してはとても寛大で、すぐに「ドゥブロブニク人」として認めてくれる。理髪店などが、住民の健康を守り、街の人々の寄り合い所のようになっていた。

戦争をもっとも嫌い、商才と外交能力で解決してきたドゥブロブニクだったが、20世紀の終わり、クロアチア独立戦争の舞台となり、街はユーゴ連邦軍やセルビア人による集中砲火を浴びた。中世以来の街並みの8割が破壊された。戦争が終わり、市民たちは自らの手で復興に乗り出している。我々の時代になって、初めて戦争で街を破壊してしまったことは、先住民に対してとても恥ずかしく思う。
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Category : テレビの所感


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