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国家の品格

kokkanohinkaku現在、小学校低学年の4人に1人が「お金が一番大切」と考え、「お金持ちはかっこいい」と考えている。論文は米の5分の1、博士号は6分の1で数学研究ピンチ・・という2つの記事を今日たまたま見つけた。

藤原正彦著の「国家の品格」を読んだ。日本はこうあるべきだと説いている著者は数学者である。その数学者が、理系には美学が必要だとか、論理だけではダメだと言っている。面白い。

戦後グローバル化という名のアメリカ化が日本に広がり、かつての日本に培われた品格が失われ、アメリカの植民地のようになっている。自由、平等、資本主義が進んだ考え方とされ、徹底的な合理主義が行われた。市場原理主義がもてはやされ、経済のしくみがおかしくなり、芸術、文化までが次々と破壊されている。金銭至上主義のような経営者が登場したり、それを憧れる世の中になっている。なぜ中国や韓国、北朝鮮にまでナメられるようになったのかわかる気がする。

こうした世界の荒廃を食い止めるには、古くから日本にある、もののあはれに代表される「情緒」や、武士道に代表される「形」をもう一度見直し、日本の品格を取り戻す必要がある。

自然にひざまづく姿勢や家族愛、郷土愛、祖国愛などが日本特有の美しさである。「弱い者をいじめたら卑怯だ」などの行動基準は、何々だからこうだという理由からくるものではない。本当に重要なことは小さい頃に無条件で押し付けないといけないことも多い。例えば人を殺していい理由や、人を殺してはいけない理由は探せばたくさんあるが、「人を殺すことはいけない。ダメだからダメ、以上終わり」なのである。

論理の出発点が間違えていれば、その先の完璧な論理はただの自己正当化であり、手におえない。出発点はその人の情緒と形そのものである。そこを誤らないようにしなければいけない。読書やしっかりとした国語を身に付けることも重要である。近々小学校低学年でも英語が義務付けられるという。しかし外国人から尊敬される日本人になるためには、まず母国語を固め、日本の伝統や文化、自然美を誇れるようにならなければいけない。自分は国語が最も苦手な科目だったし、全く読書もしなかったので、切実にそう思う。

人間は生まれながらにして自由ではなく、不平等である。第二次世界大戦の独裁者を生み出したのは、民主主義である。・・こんな「えっ」とも思う独自の表現で展開していく本書はとても読みやすく、魅力的な内容です。
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