This Archive : 2008年03月25日

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模倣犯

20080325宮部みゆき著「模倣犯」ようやく読了。1冊500ページ前後を全5冊。「火車」を読んだ後、昨年12月からこつこつ読んでいたが、遅々として進まなかった。しかし巻が進むごとにスピードアップ。最後の5巻目の緊迫感を楽しむために、それまでの4巻を読んだようなものと感じた。長かったけど、時間をかけて読んだ価値があった。読了してみて改めてそう思った。どちらかというと個人的には「火車」の方が上かなぁ。

連続女性誘拐殺人事件を、加害者、被害者の家族、警察、ルポライター、別の事件の加害者の家族と被害者の家族・・いろいろな視点から描いてある。多くの登場人物がいろいろな形で関わり合い、錯綜する。

犯人と思われる2人組が事故死し、一見事件は幕を閉じたかに見えた。読者は真犯人を知っているが、その後彼がとった行動は、実際の犯罪では過去に例のない意外なものだった。単なる猟奇的殺人ではなく、マスコミを利用して、一連の殺人事件を大掛かりな舞台に見立て、自分たちの計画したシナリオを披露するというもの。常識では考えつかないような加害者の動機。盲点だった人物の生い立ちを調べるにつれ、謎は解けてくる。

映画にもなったようだが、これだけの内容を2時間程の映画にまとめるとなると、かなりの部分を省かざるをえなくなるため、内容が薄っぺらくなるだろうから、あまり観たいと思わない。これだけの長編小説であるからこそ楽しめるものだと思う。
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