This Archive : 2007年12月14日

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火車

20071214宮部みゆきの本を読むのは初めてだったが、「火車」はとてもよかった。前半少しだれて読むのがストップしていたが、後半の盛り返しが凄かった。

一人の女性が失踪するところから始まり、大きな事件の全容が見えてくる。物語のテーマになっているのは、現代社会で問題になっているクレジットカード社会の多重債務。失踪した女性喬子は、父が組んだ住宅ローンを払えず、家族で夜逃げする。しかし取立てはどこまでも厳しかった。そこで平凡で幸せな人生を得るため、他の女性になりすます計画を立てた。

本田は刑事だが、休暇中で個人的に喬子の行方を追い求める。喬子がなぜ他人になりすまさなければならなかったか、その手段はどんなものだったのか、人物像が次第に明らかになっていく。必死で平凡な人生を取り戻そうとする、どこまでも孤独な逃亡者に、本田はある種の同情のようなものを覚える。果たして喬子と身代わりになった女性は生きているのか?衝撃のラストシーン。映画化されたらいいな。
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